共感できる人が支持される時代に

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10代女子を対象に行われた最新のインフルエンサー調査で、若い世代の価値観の変化が改めて浮き彫りになった。
マイナビ「CMマーケティングラボ」が2025年に発表した「10代女子が選ぶインフルエンサーランキング」によると、現在の若年層はフォロワー数の多さだけではなく、“共感のしやすさ” や “飾らないリアルさ” を評価する傾向が顕著だという。
中でも注目を集めたのが、フォロワー数262万人を誇るインフルエンサー 「おさき」 さん。
TikTokやInstagramを中心に活動し、日常の等身大コンテンツやメイク動画、恋愛観を語る投稿が10代女子から強い支持を得ている。

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調査では、「かわいいだけじゃなく、人柄が伝わる」「気持ちを代弁してくれる感じが好き」「背伸びしていないのがいい」といったコメントが多く寄せられ、人気の理由が“等身大の親しみやすさ”にあることが明らかになった。
インフルエンサー市場では、これまでフォロワー数が広告価値の指標とされることが多かったが、Z世代・α世代では明確にトレンドが変わりつつある。
特に10代女子は、「自分と距離が近い」「嘘をつかない」「変にキラキラしすぎていない」発信者を好む傾向が強く、“共感性の高さ”が人気の決め手 になっている。

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調査を行ったマイナビは次のように分析している。
「10代女子は、ただ憧れられる存在より、自分たちと同じ悩みや日常を共有してくれる“身近なスター”を求めている」
そのため、華やかなライフスタイルや高額商品を並べるアカウントよりも、
- 学校生活
- 恋愛の悩み
- ちょっとした失敗談
- プチプラコスメ紹介
など、共感しやすい日常を投稿するクリエイター が人気を集めている。
企業のマーケティングにおいても、この傾向は大きな変化をもたらし始めている。
フォロワー数が多い“ビッグインフルエンサー”よりも、ターゲット層と密にコミュニケーションを取れる“共感型インフルエンサー”のほうが広告効果を生みやすいとされているからだ。
また、10代女子の「好きなインフルエンサーTOP10」には、おさきさんのほかにも、日常系・美容系・恋愛系のクリエイターが多くランクインしており、ジャンルよりも“人柄”が重要視されていることが読み取れる。
今回のランキングからは、インフルエンサー市場が “数字の時代”から“共感の時代”へ確実に移行している ことが感じられる。
発信の内容やキャラクターに真実味があるかどうかが、若年層の支持を左右しているようだ。
🔗 参考リンク
- マイナビCMマーケティングラボ
https://cm-marketinglab.mynavi.jp/column/research_influencer_2504/ - VAZ 公式プロフィール(おさき)
https://vaz.co.jp/talent/osaki/

