Emma Chamberlain-SNSを“文化”に変えた次世代クリエイター、その影響力が世界で加速

Photography © Ned Rogers for Vogue Australia

世界的インフルエンサーとして知られる Emma Chamberlain(エマ・チェンバレン) が、2025年に公開された The Hollywood Reporter の「Creator A-List 2025」で再び高い評価を受けた。選出理由は、単に人気クリエイターだからではなく、YouTube・TikTok などのSNS表現を“文化そのもの”へ押し上げた中心人物である点にある。彼女の動画スタイルは、編集を最小限に抑え、自分の感情や生活をそのまま切り取るような自然体が特徴であり、このリアリティが新しい映像フォーマットとして世界中の若者に影響を与えた。


日常を発信してきた一人の存在が、ファッション界の中心へ

エマが“文化的アイコン”として扱われる理由は、インフルエンサーとしての活動だけに留まらない点にある。彼女は Vogueの特集インタビューにたびたび登場し、2023年からは Met Gala の配信ホストとして世界中の視聴者から注目を集める存在となった。高級ブランドの広告塔には俳優やスーパーモデルが中心だった時代に、SNS発クリエイターが同じ舞台に立つこと自体が大きな転換であり、エマの存在が“若者文化とハイファッションの橋渡し”になっていると評価されている。

Vogue インタビュー: https://www.vogue.com/article/emma-chamberlain


Chamberlain Coffee の世界展開が象徴する“ブランドを動かす力”

2025年には、彼女自身がプロデュースするコーヒーブランドChamberlain Coffee が欧米・アジアへ本格的に展開を開始し、ビジネス面でも成功を広げている。SNSで築いたコミュニティがブランドの世界観にそのまま結びつき、オンラインとリアルの両面で支持されていることが特徴だ。クリエイターが商品を出すケースは増えているものの、ブランド単体で国際展開が成功し始めている例は珍しく、彼女の影響力と世界観が“ビジネスとして成立した”象徴的な出来事として注目されている。


SNSの枠を越えて“文化の担い手”へ

エマ・チェンバレンがA-Listで高く評価されたのは、数字の大きさよりも、社会に浸透する新しい価値観を生み出してきた点にある。飾らない日常を共有することで、「完璧ではないことを肯定する文化」が生まれ、若者のライフスタイルやファッション、美意識に直接的な影響を与えた。SNSから始まった彼女の歩みは、インフルエンサーという存在がどれほど大きな社会的役割を果たし得るかを示す実例となり、2025年の現在は“ネットのスター”ではなく“カルチャーを動かす人”として語られている。


©︎Liver Media

〈Liver Media 編集部〉

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!